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5/22/2015

Matcha Latteから思うこと

最近のニューヨークでは美味しい抹茶ラテが飲めるところがたくさん。

有名なところだと、WilliamsburgのMatcha Barや、West VillageのChalait もしくはHell's KitchenにあるBibble & Sipとか。

昨日行ったChalaitで、美味しい抹茶ラテ飲みながら思ったこと。


Chalait

日本からアメリカや世界に行ったものは、身近な中にもたくさんある。ニューヨークにいたら、ラーメンもお寿司も食べられるし、日本のブランドはユニクロやトヨタをはじめ多くのものが手に入る。

とはいえ、「エクスペリエンス」という部分を考えると、なんだか少し違う。

ラーメンは少しおしゃれなバーのような雰囲気のお店がラーメン人気を作り出した発端。ユニクロも、日本の売りである安さや便利さより、機能性や日本からきた!感じさせるシンプルなデザイン性やビジュアルの方が大きな特徴。無印も。

抹茶ラテはどうだろう。

味は、日本人からみてもかなり美味しい。甘くしていないし、一杯一杯を丁寧に入れてくれる。

でもエクスペリエンスという部分で見ると、コーヒーやエスプレッソより新しい抹茶の存在は、もっとヒップで、そしてアーモンド ミルクで作り健康的といった、そんな付加価値で成り立っている。そして雰囲気は、日本では京都発の茶室といった雰囲気で頂く抹茶パフェなんかが人気だが、こちらはシンプルでクリーンなスタイリッシュなカフェスタイルが主流。解釈は少し変えて、新しいエクスペリエンスを提供している。


日本でも、ニューヨークの様々な食や文化は輸入されていて、そこに日本向けとしての何かをブレンドして解釈を変え、更にニューヨークならではのわかりやすい付加価値を少しアップグレードさせた形で与えたエクスペリエンスとして持ち込んでいるケースが多いが、それは双方で同じな気がする。

私はこの夏、日本のデザイナー ブランドのニューヨーク オフィスでインターンシップをする予定だが、そのブランドも同様。

日本のファッションはこちらでは大体倍くらいのプライシングで展開されている。ハイエンドなブランドは日本製が多く、ザラの様なマスブランドではないので、シッピング等当然コストは上乗せされるが、やはり何より希少性とオリジナリティゆえ、価格は調整されている。それでも各ブランドがこちらの顧客に貴重なアプリシエーションとなる要素を提供し、そしてマーケットは大規模ではないにせよ成長している。

こういった海外のブランドを提供する上でやはり重要なのは、モノそのものやサービスと、そこからつくりだされる、土地にあった解釈に基づく「エクスペリエンス」なのだと強く感じる。

ニューヨークで抹茶ラテがカジュアルに頂ける今のこの流行は嬉しいとともに、発信の地である日本の本来の抹茶も新しい抹茶も知りながら、ニューヨーク スタイルでそれを「エクスペリエンス」している日本人として、少し不思議な感覚におちいる。


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4/11/2015

アメリカでも公開になった "Dior and I"

公開初日に観に行ってきた"Dior and I"

Dior and I

2012年に、Diorのクリエイティブ ディレクターに任命されたベルギー人デザイナーのRaf Simons

メンズウェアで名を馳せ、Jil Sander時代には「ミニマリスト」と呼ばれ、黒のスリムなスーツのカムバックを後押しした存在。

その彼が、就任からたったの8週間で、初めてのオート クチュール コレクションを完成させるまでを追ったドキュメンタリー。

(courtesy: Photographer Christopher Morris) 

パリの老舗メゾンであるDiorのデザイン ハウス。それぞれが誇りを持ち、全て手作業でドレスを作り上げていくアトリエの職人たちとの関係の築きも描かれている。それぞれの人柄が伝わってくる。

印象に残った言葉。
"The past is not romantic to me. The future is romantic to me." 

Christian Diorが作り上げた戦後のNew Lookの継承と、Raf Simonsならではのモダニティの共存する新しいDiorの世界。ミニマリストと呼ばれる自分の今までのキャリアに自ら縛られることなく、Diorでの新しい挑戦に、重圧と限られた時間の中で形を作り上げていく姿は胸を打つ。

Raf Simonsが作る Diorは大好き。それだけでも興奮する映画なのに、その期待以上に素晴らしい映画だった。ファッションに限らず、クリエイティビティとは、仕事とは、人生とは、といった要素を大いに持っている。

驚くことに、ニューヨークで上映する映画館はたったの2つのみ。行ってきたのは West VillageにあるFilm Forum


もう一つはリンカーン センターの近くのよう。

お友達と行ったけど、彼も興味を持っているようなので、もう一回観てもいいな。

ちなみに音楽も最高。The Xx やAphex Twinなどすごくタイプだった!


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