1/31/2014

ニューヨークシティサブウェイのあれやこれ


ニューヨークシティの地下鉄は100年以上の歴史があります。アメリカの都市の中で唯一かなり発展した公共交通手段だと言われています。

東京の電車社会で育った私には、システムに慣れるのは比較的楽でした。

でも、細かい点を見ると違いはあります。ニューヨークシティサブウェイの方が多くの点で単純です。

好きなところは、料金システムです。シティ内はどこに行くのも一律$2.75です。
また、メトロカードには一週間、一ヶ月、といった期間ごと、もしくは金額での乗り放題プランを買えます。通勤・通学に使う人は必ず30日乗り放題の$112のメトロカードを持っています。SUICAやPASMOのような機能はない、金額や期間だけがシステムされたカード。つまり、どうゆうことかよいうと、単純!なのです。

一方で、サービスもなんとも単純。例えば、清掃サービスはあってないようなものです。駅も電車内も基本的に汚いです。東京で当たり前の清潔は存在しません。

手すりのペンキを塗るといっても、汚い上に重ね塗りをするだけです。

時刻表など存在しません。ホームで電車を待つしかありません。

そして、運休や運行サービスの変更も頻繁です。
私の最寄りの駅でも今まさに。
10:45 AM - 3:00 PM
火曜日から金曜日
マンハッタン行きの電車はこの駅を含む区間運休

要は、上り電車が午後一定期間来ない。その間がマンハッタンに行けない、ということ。

ではどうしたらいいの?
どうしようもないのです。その時間帯を避けるか、バスやタクシーを選択するしかありません。

こういったサービスになる背景には、大きな理由があります。それは、運行が24時間サービスだから。メンテナンス、清掃や、工事を夜中に行うことができないため、走り続ける汚い車両、日中のサービスの停止や運休といった点はやむを得ないのです。

24時間走る地下鉄は、NYCが眠らない街と呼ばれる要素の一つ。私は夜中に地下鉄に乗るようなことはめったにないのであまり必要性は感じませんが、ニューヨークがニューヨークであるため仕方がないのでしょうね。ただ、その代償として日中のサービスに影響が出ることは、今後24時間化を進めているロンドンのチューブや、噂のされている東京の地下鉄において、導入に向けて大きな反対意見の出る点だと思います。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

1/30/2014

Pet Adoption

NYC の街中でよく見かけるのが、ペットのadoption(里親縁組)のトラックです。
犬と猫を保護する(主に非営利)慈善団体が、里親を探し、縁組みをすることで多くの不幸な動物を助けます。fosteringという、里親が見つかるまでの間だけでも保護団体の代わりにシェルターのとして面倒を見るというスタイルもあります。最終的にはその間に愛着がわき、そのままアドプトするケースも多いそうです。
街中でトラックを見つけた際は、できるだけ募金に協力しています。私は東京で猫を飼っていたので特に、こうやって猫を大事にする、保護する、助け合う活動が表だって盛んなことはすごく素敵だと思います。団体選び、猫ちゃんとの相性の見極めは大変だと思いますが、もう少し落ち着いたら、里親になることを検討しています。




多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

1/29/2014

The lunar New Year dumplings

今年の旧正月は1/31からだそうです。英語では、lunar(月の) New Year もしくはChinese New Yearと言います。

台湾人の友人が、dumplings(餃子)をくれました。中国や台湾では、旧正月のごちそうの代表です。調べてみたら、"they are thought to resemble purses full of gifts", 「贈り物でいっぱいの袋を想像させるから」らしいです。

まだ旧正月には早いですが早速頂いちゃいました。

お鍋風に。
日本のアゴだしで、カニカマも入れて。アメリカにもカニカマのようなものが、imitation crab meatやcrab stick などという名で売られています。なんだかとっても日本風な頂き方です。
程よくにんにくがきいていて、美味しかった!手作りのコツおしえてもらおう。
色んな国や文化の、様々なお祝いを、NYCではかなりオーセンティックに感じることができます。世界中が集まった都市ならではですね。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

1/28/2014

At the Parsons Table: J. Crew のCEO Millard Drexler氏の講演

昨夜、Parsons で行われた講演に行きました。
元GapのCEO、現J.Crewの会長兼CEO及び Apple.Inc の幹部であるMillard Drexler と、ピューリッツァー賞受賞の建築評論家であり Parsons の教授であるPaul Goldberger の会話を通したレクチャーです。
向かって左側がMillard "Mickey" Drexler, 右側がPaul Goldbergerです。

会場は新しくオープンした校舎。800人入るホールは満席でした。

Drexler氏はデザインをマスマーケットに持ち込んだ第一人者と紹介されました。
Ann TaylorのCEOを務めたのち、Gapにて、主に1990年代、ブランドの価値を高めたと言われています。NYCにいると少し感じにくいですが、アメリカ全体は決しておしゃれな人ばかりではありません。(NYCだって実際には。。。) 
その中で、アメリカで そして世界で、Gapはファッション ブランドになれるのを証明したDrexler氏。
一般的には、ジーンズは$35-50が市場の40%以上を占めるそう。一方で、1990年代といえば、3万円以上するような高級ジーンズが台頭したタイミング。その中でGapが価格帯を据えながら新しい展開の余地を見出していった経過は非常に興味深かったです。

J.Crewは更にそれを発展させた、建て直し&ブランド構築。ファストファッション市場とは一線を画し、誰もすぐには捨てないクオリティ、デザインと、それに合った値段で、3万円するようなジーンズは作らない。つまりは$35-50ジーンズと$300ジーンズの間の層の、新しいブランド価値なのです。sensibility(感性、敏感な感覚)があり 且つ affordable(手が届く)なブランド。速さもありつつ優先はクオリティ。そして、デザイナーは冠していないけれど、多くのクリエイティビティと、買い付けも少し行うことでより多様性を高める。この点は、もしかしたら、日本のBEAMSのようなファッション ビジネス モデルを少し取り入れているのかもしれません。具体的には言及されませんでしたが、東京を一番感性の高い街と言った上でこの部分の話を展開していたので、日本のセレクトショップ形態を思い出しました。

J.Crewの今後の世界展開について。今年はイギリスに2店舗、香港に2店舗。その後中国本土とその他ヨーロッパへの進出を検討しているとのことでした。どうやら、日本にはまだ戻ってこないよう。。以前日本にあった頃のJ.Crewとは全く違う、ファッションの提案や文化のあるブランドに全く生まれ変わっているので、日本でも人気出ると思うのになぁ。。。サイズも型によっては00からあり、私も今年コートを買いましたが160cmでサイズ00がピッタリです。但し、オンラインショッピングは日本も含め100を超える国から可能。すごいですね!!

Uniqloの柳生社長とも東京にて対面しているそうです。UniqloがGapのSPAモデルを元にして始まったのは有名な話。「だから、Mr. Yanaiは私にお礼を言っていたよ。だって今では日本一お金持ちだからね!」とのことでした。

ちなみに、デザイナーのLulu Frostが来ていました。J.Crewとコラボレーションしてアクセサリーデザインをしています。

J.Crew の他にもMadewellというブランドもあり、そちらの展開も今後より進めていくそうです。

その他にも、Gap時代の失敗談、J.Crewのショップとオンラインの関係性、ディスカウントストアやアウトレットに対する考察など、様々な内容が展開されました。
興味のおありの方はライブストリームがアップデートされていますのでよかったらご覧下さい。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

Empire State Building

昨夜、Parsonsで行われた講演を聞きに行きました。長らく工事中だった13丁目の新校舎のオープン。

元GAPのCEO であり現在はJ.Crew のCEOとしてブランドを建て直し、Apple. Inc のボードメンバーでもあるMillard Drexler 氏を招いた、デザインとビジネスに関するレクチャーでした。

内容についてはまた今度。交差点から見たEmpire State Building がきれいでした。
多分スーパーボール関連のカラリングだと思います。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

1/26/2014

Connecting Cultures at Brooklyn Museum

Brooklyn Museum で行われていた、"ConnectingCultures: A World in Brooklyn" というエキシビション
様々な国、地域の文化やオブジェクトの繋がりを視覚的に見つけていくという目的。
ConnectingCultures: A World in Brooklyn

入り口のこの目は3,500年前のエジプトの棺桶。まずは目で感じて、というメッセージ。

その他にも各国、地域からの類似性のあるオブジェクトのそれぞれが持つ異なるメッセージを紹介。
対象は似ていても存在や捉え方が異なることを、並べられた中で感じるということは、とても感性が磨かれる気がします。
とはいえ、アートの重いプレッシャーはなく、カラーやテクスチャーの違いを感じて、シンプルに文化の違いを識ることを楽しむ、豊かでリラックスした雰囲気でとても好きでした。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

The Fashion World of Jean Paul Gaultier

Jean Paul Gaultier の初めてのインターナショナルエキシビション
"The Fashion World of Jean Paul Gaultier: From the Sidewalk to the Catwalk"


7つのテーマに分けて構成された、マルチメディアエキシビション と、ウェブサイトにも書かれていますが、まさしくその通り。
コレクションの数々のみならず、驚く仕掛けが盛りだくさんの展示でした。
例えばこれ。
明るくてうまく写真に写らなかったのですが、全てのマネキンの顔の部分はプロジェクターで投影されており動きます。音声も流れ話しかけてくる仕掛けになっています。
ちなみにこのボーダーのドレスは私の一番のお気に入りです。途中から裾にかけてフェザーに変わります。

まさしくゴルティエのコルセットタイプのドレスの数々
アンティークの様な風合いですが斬新なデザインというアンバランスさ
有名な、MadonnnaのBlond Ambition World Tour のドレスデザイン
Amy Winehouse に捧げられたドレス

その他にも驚く衝撃的なデザインや、ため息の出るほど美しいドレスがたくさん
レースとチュール
ニットとチュール
フィッシュネットタイツの脚が内側に無数プリントされたドレス
くるくる回る、runway をイメージした展示もおもしろかったです。
挑戦的で過激なスタイルのはずなのに、大盛況で、老若男女 楽しんでいた様子が印象的でした。
ファッションへの関心がさほど高くない私の彼も、楽しんだようです。

すっかり満喫し、自分にお土産も購入して大満足でした。

シグネチャーのボーダーシャツをきたテディベアのプリントです。

Brooklyn Museumの挑戦的なキュレーションを強く感じた展示も印象深かったので、書こうと思います。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

Brooklyn Museum

Brooklyn Museumに行きました。
かなり大きな美術館です。ニューヨークではMETに続く2番目の大きさ。
膨大なエジプト美術のコレクションを所蔵するほか、独創的な展示でも有名です。キュレーションの質の高さから、METともMoMAとも一線を画する美術館と言われています。
Brooklyn Museum

Prospect Park の近くに位置します。
まさしくwinter wonderland と化したPark内

Grand Army Plaza
Brooklyn Public Library

私たちはAtlantic Ave - Barclays Centre 駅から歩いたのですが、地下鉄 2,3 trainのEastern Parkway/Brooklyn Museumという駅が美術館の目の前にあります。

エントランスと中のホールは近代的

私たちのお目当てはこれ。
Jean Paul Gaultier 展です。料金は、学生の私は$10、一般は$15です。

内容についてはまた投稿します。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!

Beacon's Closet

Beacon's Closet はNYCに数店舗ある、いわゆるthrift shopです。
不要なものを一般の人が売りに来るのですが、ここはNYC! 時にデザイナーものやレアな限定ものなんかも見つかります。
Beacon's Closet

私はEast Village とWilliamsburg のお店に行ったことがあったのですが、今回初めてPark Slope店に。
ここは他より少し小さめで、そしてデザイナーやヒップなものというよりは、いわゆる古着屋さん色の方が強い感じがしました。土地柄で大きくかわりますね。
気になったのは、このクラッチ。
Jcrew のもので$9でした。ネクタイをパッチワークしたデザイン。状態も悪くなくすごく気に入ったのですが、クラッチバッグはやはり使わないので断念。というのも、NYCでは特別なドレスアップした時くらいしか実際にクラッチは見かけません。さっとひったくられちゃいますね、きっと。。。雑誌では多く見かける気もしますが、実際にはなかなか見ません。仕方はないですね。。。

靴コーナーでは、Hunter Boots の茄子紺色が$24! まだまだ状態もよかったです。
新品 Kate Spade のKedsとコラボのリンゴスニーカーも$19とお買い得でした。

私が他にも足を運ぶthrift Shop

Buffalo Exchange
こちらは全米に店舗を構える完全慈善目的の団体。NYCにもいくつか店舗があります。
お買い物の際の袋は有料なので自身で用意して行くことをおススメします。

Housing Works
こちらも慈善団体。服飾品以外にも家具や食器などが揃います。古本カフェもあります。


色々とお金の掛かるNYC こういった場所でうまくお買い物ができればおしゃれを諦めずにいられますね。足繁く通うことと、穴やシミの念入りなチェックが必須です。


多くの方に読んで頂きたく、ランキングに参加しています。
お楽しみ頂けたようでしたら、クリックをして頂けると嬉しいです!