3/30/2015

春休みの間にパーソンズが変わっていた!

先週一週間はspring breakだったので、今日が学校に戻る一日目だった。私は美術館での講義だったので校舎には行かなかったけど、なんとこのお休みの間に学校が変わっていたみたい!

"Pentagram Rebrands The New School"

Parsonsは、The New Schoolという私立大の一部に当たるデザインの学校。他にも音楽やパフォーミング アーツ、ジャーナリズムや、パリ校など、独立した学校がそれぞれThe New Schoolの名の下に存在する。

とりあえずこの度、大きく変わったのはその各学校のロゴ。


記事によると、Pentagramというデザイン集団が、新しく"Neue"というフォントをThe New Schoolの為につくったそう。"Irma"というフォントをカスタマイズしたもので、regular, extended, と very extended を組み合わせて様々なパターンを作る提案がされているよう。

その他にも、まだ目にはしていないけど、校舎にも色々手が加えられているっぽい。

現在The New Schoolや、その学生達が向かおうとしている方向に、ブランドが合っていなかったことから今回の「リブランディング」となったようだけけど、とりあえず新ロゴはParsonsの学生には不評のよう。特にグラフィックの学生は、こんなフォント!と嘆いているよう。

まぁいきなりのことなのと、みんなこだわり強い学生が多いので、文句を言いたい人が多いだけな気もするけど。

私は前のロゴよりは好きなのでいいかなと思うけど、でもそもそもこれって、必要な「リブランディング」だったのかは疑問。ロゴやデザインを洗練させても、デザイン学校としての価値はそこに依存しない。

とても高い授業料。こいゆうことに使われていたのねって感じ。個人的には、もっとサブスタンシャルな、校舎内の使い勝手やユーティリティの部分に投資して欲しかったな。


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3/27/2015

Stella McCartneyの成功

イギリスのデザイナー Stella McCartney

彼女は、もちろん、The Beatles のPaul McCartney とLinda の娘として有名だが、その親の名をなくしても自身のデザイナーとしてのキャリアを確立している。

Stella McCartney
http://www.stellamccartney.com/us

(courtesy: style.com)

世界最高峰のファッション スクールの一つであるSaint Martens出身
Chloeでクリエイティブ ディレクターを務めた後、2001年に、自身のブランドStella McCartneyを設立している。

BoFによると、2010年から2013年にかけて60%の成長、そして利益は$5百万を出しているという。

Stella McCartneyを語る上で欠かせないのは、”sustainability” (サステイナビリティ)
日本語では「持続可能性」

彼女の場合はファッションデザイナーとして、徹底したveganのコンセプトを貫いている。レザー、ファー、フェザー等、動物性のものは一切使用しない。

実際、彼女のこのveganに対する精神は、親の影響もあるのかもしれない。両親ともに菜食主義者であり、それを広める活動も積極的。

(courtesy: peta.org)

とはいえ、Stella McCartneyはラグジュアリー ブランド。ファストファッションで使われるようなPVCや合皮を使うわけではない。ハイファッションとして可能な代替素材を自分たちでソースして製品にしている。

その彼女が、ハイファッションとしてのveganでsustainable なブランドを確立した成功の裏側を特集する雑誌がもうすぐ発売される。

BoF- BoF Cover Star Stella McCartney on Building a Sustainable Luxury Brand


この号は、sustainability を始めとした、ファッションが抱える七つの問題について組んだ特集。

そして、来月頭に、Parsonsにてこういった講演がある。

"Why Sustainable Business is Smart Business?"


Kering の会長兼CEOが講演に来るのだ!Kering とは、以前はGucci Groupだったもの。現在は、Gucci以外にもAlexander McQueen, Balenciaga, Bottega Veneta, Saint Laurent などを傘下に置く。そして、そう、Stella McCartneyも。

元々sustainability に関心が強いわけではないけれど、確かに、単純に、顧客にはveganではない人も多く、本革ではないものに、それと同等もしくはそれ以上の価値を提供しているStella McCartney にすごく興味がある。

Bofの発売と、Keringの講演に期待。


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3/26/2015

Marc by Marc Jacobsがなくなる話

ニューヨークを代表するデザイナー、Marc Jacobs

彼の名で展開されているブランドは現在2つ、メイン コレクションのMarc Jacobsと、その流れを引き継ぎつつ価格を抑えたMarc by Marc Jacobs

この度、そのMarc by Marc JacobsがMarc Jacobsのブランドに統合されるとのニュース

"Here Marc by Marc Jacobs Folding into Jacobs Line"

Marc by Marc Jacobsは2000年にスタート。手が届きやすい価格でマークのクリエイションを楽しめるブランドとして、若い世代にも買いやすい人気ブランド。

先日発表されたFall 2015
(courtesy: Style.com)

お洋服だけでなく、バッグ、そしてサングラスやiPhoneケースなんかも人気。
(coutersy: style.com)

記事によると、この統合は商品を減らすものではなく、全てのものを一つのヴィジョンと美意識のもと統一させるためのもの。そして究極には、より幅広くブランドを広げていくとのこと。

2013年にMarc JacobsがLouis Vuitton を去り、自身のブランドに注力している上での決断のよう。そしてその先のゴールは、IPO (Initial Public Offering) つまり株式公開にあると各紙が報じている。

現在展開されているMarc by Marc Jacobsのお店については、すべてMarc Jacobsになるのではという説が有力。その一方で、Bookmarc といった別のビジネスに充てる可能性も示唆されている。

"Bookmarc"

Fall 2014から、Marc by Marc Jacobsのクリエイションを手がけていた2人、Katie Hillier と、Luella Bartley

(coutersy: elle.com)

この動きによってブランドのリフレッシュが進められていた中での今回の発表。

いわゆるsister brandというのは、ファッション ビジネスにおいてここのとこずっと続いている流れ。ぱっと浮かぶだけでも、、、

Donna Karan - DKNY
Chloé - See by Chloé
Valentino - REDValentino
Zac Posen - ZAC Zac Posen
Thakoon - Thakoon Addition
Derek Lam - Derek Lam 10 Crosby
Jil Sander - Jil Sander Navy

Marc byは特に比較的若いブランドにとってもその流れをメインストリームにした先駆け的存在。

Ralph Laurenといったライフスタイル ブランドとまではいかずとも、価格帯の違う別のコレクションをもつことは、新しいファンを獲得する上でも、そして顧客の人生のステージに合わせてもローヤリティを作る上でも、前向きな拡大だと思う。

ところが、先日Kate Spadeも、姉妹ブランドのKate Spade Saturdayを大幅に縮小すると報じられた。

"Kate Spade Saturday and Jack Spade Stores to Close"

こちらは完全に、Kate Spade親部分の、ライフスタイル ブランドへの拡大における足かせになってしまったよう。

メインブランドのイメージの保護や、品質の確保、シェアの取り合いからの共存の難しさ、そして利益の出し方といった、様々な要素が絡む、ブランドの拡大。

景気が向上しない限りは、こういった低価格ブランドへの取り組みは必須な中で、今回のMarc Jacobsの動きはとても興味が湧く。


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3/24/2015

チェルシーのギャラリー

Zach Feuer で行われているかわいい展示。

壁一面に広がるのは、



98体のファービー


Brad Troemelというアーティストの作品。



Zach Feuer 



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3/22/2015

ABC Carpet & Home

今日も午前中から、オープンハウス巡り。Upper East Sideで広めのおもしろい物件に行けたけど、決定するにはやはり問題になる要素がいくつか。。

あーだこーだ考えながら、久しぶりに行ったABC Carpet & Homeがすごくかわいかった。

引っ越すことを考えながら見ているとすごくわくわくする。

小さくてもいいからダイニングテーブル置きたいなぁ。そして、作業や勉強もできるライブラリー作りたいなぁ。

でも実際、家具はお高いしアパートには大き過ぎるものが多いので、私たちには妄想のためといった感じ。

1階の小物は本当にかわいい。ディスプレイが本当にインスピレーションに溢れている。


全体的に色が溢れる中、ピンクのものがいっぱい目に留まった。

とても広いお店だけど、ワクワクして飽きない。またじっくり来よう。

ABC Carpet & Home


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3/21/2015

Björk Retrospective at MoMA

ずっと行きたかった、MoMAで行われているBjörkの回顧展に行ってきた。

Björk - MoMA

アイスランド出身であり世界中にファンのいるBjörkの20年のキャリアを、8枚のアルバムを通して時間軸で辿る展示。

一階で、一般展示への入場とは別に、時間毎の券をもらう必要があるので行かれる方はご注意を。

自分のチケットの時間に3階の会場に行くと、iPodとヘッドフォンが渡されて、それを元に回っていく。

個人的な写真。Björkの小さい頃のものも。かわいい!

"Debute"のイメージの小さなBjörk人形

"Joga"のBjörk 

おそらく日本のコンサートで使われたスコア。日本語のメモが。

Chris Cunninghamが監督した、"All Is Full of Love"のビデオに出てくるロボット

"Medulla"の時の、Alexander McQueenがデザインした、鈴のドレス


"Volta"の世界

その他にも、ずーっと、Björkの歴代のミュージック ビデオを流している部屋も。
Spike Jonzeが監督した"It's Oh So Quiet"のビデオ

その他にも、ニューアルバム "Vulnicura"から、"Black Lake"のビデオを巨大パノラマ スクリーンを対面に配置し上映する部屋も。

楽しみにしていたこのエキシビジョン、実は酷評が目立っていた

"The 6 Takedowns of MoMA's Appalling Björk Show"

キュレーターの意図は全く説得力もなく、Pop star + MoMAなチープな展示。ヘッドフォンをつけて回る仕組みもうまく働いていない。確かにそんな感じは受けた。何より、想像以上に規模が小さかった。ヘッドフォンの内容はアルバムごとに5分ずつで合計40分だけど、一部屋一部屋に少しずつ展示があるだけで、なんだか時間を少し潰すため中で立ち止まっていないといけない。

なので総合的に、正直、素晴らしい内容とはとても言えなかったけれど、でもBjörk が好きなら、あーこれすごいよく聴いたなぁ!とか、またライブ行きたいなぁとか、単純に楽しむことはできる。事実、帰ってから、Björkの色んなアルバムを聴き返した。

ファンならオススメ。がっかりするかもしれない覚悟の上で。でも、Björk自身にそこまで興味がなかったら、MoMA のキュレーションのクオリティを疑うだけかも。。。

ちなみに6月7日まで。


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3/19/2015

3月後半にもなって雪の注意報

midtermが一通り終わった!テストも課題も満足のできる内容でひと段落。

来週一週間はspring breakなので、ゆっくりできる!彼も少しお休みをとってくれたので、おうち探しや書類作成やらに充てる時間も必要。久しぶりの友達にも会いたいし、お手伝いしている仕事の撮影もあったり、有意義に過ごしたいなーと思っていた矢先。

明日は雪の予報。しかも割とマジなタイプ。


34°Fというのは、摂氏でいうほぼゼロ度。

そして3-6インチの積雪。多分10センチ位は積もるかもっていう感じ。

さすがにもう雪は降らないだろうと思っていたのに、びっくり。来週には暖かくなりますように。。。


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3/18/2015

春はお祭りがいっぱい

今日(日付変わって昨日)3月17日は、アイリッシュのお祭り、St. Patrick's Day

ニューヨークではただひたすら、パレードと、あとはアイリッシュバーやそうでないとこでもなんでも、とにかくいっぱい飲む日みたいになってて私はあまり好きじゃない。緑の帽子やジャケットを身に付けて、騒いでる人が街にはたくさん。

そして3月19日は、同じくカトリックの記念日、St. Joseph's Day- キリストの養父、ヨセフの祝日。

St. Joseph's Dayは、ニューヨークでは、特にイタリア系の移民に大事にされている日。




彼のお母さんはイタリア系移民家系出身。その日に食べるというお菓子、sfingeを、「少し早いけど」と届けて下さった。というか3つも下さって、毎日食べた!大きなシュークリームといった感じで、日本人の私も好きな味。

イタリア系である彼女は、St. Patrick's Day はアイルランドでキリスト教の信仰を広めたSt. Patrickの祝日だが、本来はイタリア人だということを言っていておもしろかった。

もうすぐEaster(復活祭)がくる。去年も書いたけど、それまでの40日間は金曜日はお肉を食べない彼。この時期、彼がカトリックであることを実は一番よく感じるかも。キリスト教徒にとって、クリスマスはみんな大好きなホリデイだけど、信仰上最も大事な日はイースターだという人が多いんじゃないかなと彼。

そして4月には、彼のお父さんが出身のギリシャイースター、Greek Easterもある。

日本にいた時は、春のお祭りといえばひな祭りといったイメージ。でもそれくらいかな? こちらにいると、当然宗教が様々であり、国や地域によって育てられたお祭りが移民によって発展したものもあり、なんか春の訪れに合わせてわっといっぱいある感じ。

2013年秋の渡米以降、何事も2回目となり、慣れてきたけどなんかもちろんまだまだ新鮮。

季節がある街で、こうやって毎年のお祭りが記憶に残り積み重なっていくのは、素敵なことだと思う。

(とはいえ、春らしさは一旦遠のきまた0℃みたいになってるけど。。。)


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3/16/2015

マンハッタンでオープンハウスめぐり

婚約して早2ヶ月。

まだ大きな変化はないけれど、少しずつ準備を始めなくてはといった感じ。

その中で、同じタイミングで動き始めているのが、お引越し。今はAstoriaの1BR(ワンベッドルーム、アメリカでは日本でいういわゆる1LDKが1BR、ワンルームのことはstudioと呼ぶ)に、私たち2人と猫1匹で住んでいる。特に問題はないけれど、少し狭いかもと感じていた中でのお引越し案。

元々今のコンドミニアムは、彼が3年程前に、新築をローンを組んで購入したもの。そしてこのAstoriaというエリアは今まさに変化をしていて、既に120%にも130%にも価格が上がっているとのこと。売るのもありだけど、数年待てばもっともっと値上がりするのは確か。

ということで、現状、今のところは貸しに出して、新しいところは別でローンを組んで購入する形を検討中。不動産やさんから送られてきた物件のリストを見てはあーだこーだ。

とりあえずこの週末、初めてオープンハウス(物件を見学できる)に行って来た。アッパーイーストサイドいくつかとアッパーウェストサイドいくつか。移動する際も、「住む」ことを考えて散策してみると、視線が大きくかわる。



ロケーションに重きをおきたい私と、広さが欲しい彼。ダウンタウンが好きな私と、アップタウンに絞りたい彼。古い建物にも魅力を感じる私と、そうでもない彼。ニューヨークは100歳くらいのビルが平気で残っている。そういう建物は、中はきれいにしているけど、構造上、騒音が気になったり水道管等がさすがに老朽化していて苦労も多いよう。そして何より、ニューヨーク出身の彼は、この街で(ばかげたくらいに高く、そして値上がりを続ける)家賃を払うばかばかしさを知っているので、購入にこだわりたいよう。

学生の身分の私には大きなこと何も言えないけれど、ニューヨークのバイブがより強く感じられるエリアに住めたら夢のようだなぁ。

これからしばらく、オープンツアーの週末が続きそう。いい出会いがありますように。


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