1998年 Nick Hornby によって書かれた小説が2002年にHugh Grant主演で映画化された以降、2回目の映像化です。
"About A Boy"は、30代後半で父の遺産で贅沢に暮らす独身貴族のWill、隣に住むシングルマザー Fionaと、その息子Marcusのお話です。おしゃれで都会的で孤独なWillと、問題を抱えていてそして一風変わった母子が、お互いを通して少しずつ変わっていく様が描かれています。
私はこの"About A Boy"の映画が好きでした。"No man is an island"を軸にした人生の甘酸っぱさを、90年代の文化たっぷりの少しだささのあるかっこよさと、ロンドンの風景を通して感じ取れます。TVシリーズ化は広告をみた時から気になっていて、今夜とうとう観ました。
小説、映画ともに舞台はロンドンですが、ドラマはやはりアメリカのようです。Fiona役が英国人女優のMinnie Driver で、イギリスのアクセントのまま演じています。
Willは、映画のHugh Grantが演じる無神経で自己中心的だけど、弱さもあってなんだか憎めない主人公に比べると、TV版は自由奔放で何も省みない、なんでも来いなアメリカ人青年といった印象が強かったです。ただ、WillとMarcus達の掛け合いはやはりおもしろいです。全く違う世界で、全く違う価値観のもと生きてきた対照がよく描かれています。映画とは切り離した上で、もう少し観てみようと思います。
番組のTwitterからの画像
↑これは、WillがおしゃれなバーにMarcusを連れて行ってあげて、ベルギー風フレンチフライにペッパージャックマヨネーズという流行のメニューをオーダーしてあげたところ、Marcusが「マヨネーズ抜きで」と言うので、Willが「ここはこのペッパージャックマヨネーズが有名なんだよ!」と言ったのに対して、Marcusが「僕は乳糖不耐症で有名なんだよ」と返しているところ。
NBCで火曜日の東部時間 9時からです。
"About A Boy"
0 件のコメント:
コメントを投稿