ここニューヨークで、結婚の準備を進めている中で感じる、結婚を「認めてもらう」ということ。
もし私が日本で日本人と(一般的な)結婚をしていたら、恐らく感じなかったであろう、この「認めてもらう」ことの重さ。そしてそれを感じられることをありがたく感じるようになった。
私の彼は、カトリック教徒であり、私たちは10月にカトリック教会にて挙式をする。つまりは、priest(司祭)のもと、カトリック教会に私たちが夫婦となることのお許しをもらう。そこには目撃者の同席も必要になる。
そして実際のカトリックでの挙式の前に必要となる、Pre-Canaも今週末受けてきた。これはカトリック教会における結婚について事前に行われる2日間に渡った勉強会のようなもので、カトリック教会で結婚式を挙げる場合は必ず受けなくてはいけない。要は、「結婚する覚悟はできていますね?」といった感じ。
私はカトリック教徒ではないので、私たちの結婚はinterfaith(異宗教間)の結婚としてカトリック教会では扱われる。私の場合はagnostic(無神論者)であり、ややこしいことはない。私さえカトリック教会で式を挙げることに同意していれば、教会側は受け入れてくれる。例えばPre-Canaにおいても、お祈りの場面は多くあったが、私にはそれは要求されなかった。それでも、結婚をするということについての基本的な考えはカトリックでない私にも響く部分は多く、持ち帰る内容はたくさんあった。
しかし、彼はこのPre-Canaに私が同行することに何度も何度もお礼を言っていて、貴重な時間を遣うことを申し訳ないとさえ言っていた。そもそも教会で式を挙げるという決断自体を彼は心から感謝してくれている。「自分の信じる宗教で結婚をしてくれる」ということにありがたさを感じてくれているのだ。それは彼の家族もしかり。
私は、特にこだわりはないので全く難しい決断ではなかったのだが、それでもありがたがられる分もう少しこれについて考えるきっかけになる。
司祭のもと結婚を「認めてもらう」式をすること − そのことの意味。
アメリカではクリスチャンというと、多くがプロテスタントを指す。そして信心は人によって異なり、特に東部のニューヨークは、あえて宗教度の低い式を求める人も多い。しかしイタリア系の母親を持つ彼はカトリックであり、教会にはめったに行かないながらも、結婚は当然カトリックで、といった気持ちがあったようだ。教育もしっかり受けているし、式で司祭に読み上げてもらう聖書の文言の選択も、やはり彼なりに考えはあるよう。そういった部分は当然私も尊重するし、そういった大きな意味を持つことに私が関わることを受け入れてくれていることに、かえって私はありがたさを感じるくらいだと思うようになった。
私には今までの人生で関わりのなかったカトリックの世界で、結婚だけを「認めてもらう」のは少し調子がよ過ぎるようにも感じるのだ。しかし、それを受け入れてもらえることを、彼や彼の家族、そしてPre-Canaを通して感じ、それが感謝の気持ちに変化した。
彼は、私にプロポーズする際も、カトリックには直接関係ないが、アメリカ式の伝統を重んじた。私にプロポーズをする前に、私の両親に許しを得たのだ。それが、アメリカの正しい方法だから、と。プロポーズを受けた後に、家族はみんな先に知っていたことを知り、驚いたりもした。ルールに過ぎないが、やはり結婚は二人だけのものではなく、周りの許しや認めてもらうということが重要だと考える彼なりの行動だと思う。
誰の信心でも誰にありがたがれるわけでもなく、教会で式を挙げるケースが多い日本の結婚式を見てきたが、それらは、本人達が望む場所ややり方で、多くの人が祝福する中で式を挙げることが「認めてもらう」ことに繋がっているからだと思う。しかし、やはり宗教や教会というのは歴史や伝統、そして多くのしきたりがある場所であり、そこで本来の形で「認めてもらう」ことを重んじる人たちにとっては、全く次元の異なる意味を持つ。
それを心から望む彼と、そしてそれを喜んでいる彼の家族の同席の中、特定の権威のもと「認めてもらう」式を挙げられることは、やはりありがたがれることではなく、ありがたいことだと感じる。
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6/29/2015
6/24/2015
ブランドの存在と価値の比例
毎日色んなことが起きたり、語られる、ファッションの世界。
クリエイビティとビジネスの狭間でどっかりと身を据えるように見えるファッション業界だが、語られるニュースは、明らかにビジネス寄り。うねうね婉曲し、時に時空も空間も超えるような動きを見せるファッション業界のあれやこれ。
その中で、いくつかのニュースを通して、私たちがブランドの価値を無意識の内に定めてしまっている現象があるのでは、と感じた。
その中で、いくつかのニュースを通して、私たちがブランドの価値を無意識の内に定めてしまっている現象があるのでは、と感じた。
"Net-a-Porter Will be the First Site to Sell This Major Designer's Clothes"
ラグジュアリーのマーケットにおいて、事実上世界最大のオンライン プラットフォームを持つNet-a-Porter が、この度初めてTom Fordのメンズ/レディスのアパレルをオンラインで販売することになった。Tom Fordは自身のオンラインの販売チャネルを持つが、現状 小物とビューティに限られているとのこと。
ラグジュアリー ブランドでまだアパレルのオンラインに踏み切っていないブランドは多くあるが、このTom Fordのように、オンラインへの進出はラグジュアリーでも避けられなくなってくる予感がする。
"Gap's Fashion-Backward Moment"
Gapはこの度、アメリカでのマーケットの大きな縮小を発表した。つまりは、多くの店を閉店し、そして大きなレイオフを行う。これの完了により、Gapの店舗数は2000年のピーク時の40%まで減少することになる。New York Timesのこの記事の分析によると、この背景には、やはりZara、H&M そしてUniqloといったライバルの存在があるという。そしてこの一言。
「Gapは時代遅れ」
例えばZaraの強みは、(ランウェイを模した)最新のデザイン、グローバルに自社工場を持ち小ロットで早い回転の生産、それを手の届く価格で提案するというところ。
一方もっとベーシックなアイテムとなると、Uniqloの伸びは無視できない。ハイテク素材の使用による品質における信頼、Jil SanderやPharrell Williamsとのコラボレーションといった付加価値がある。
つまりはGapは市場における立ち位置を失ってしまっている。ビジネス的にも、アイテム的にも。
そしてこの現象はGapに留まらず多くのアメリカン マス ブランドに見られるという。Abercrombie & Fitch、 American Eagle そしてその少し上に位置するプレミアム ブランドであるJ.Crewも。
どの国のビジネスでも同じだが、こういった状況に陥るととられる戦略 - 「自分の国で飽きられたら、他の国に売りに行く」
ただ、ZaraもH&Mも、グローバルで成長を続けているブランド。Uniqloもグローバルでの利益が大きくなっている。そこに、「時代遅れ」のアメリカン ベーシックが入り込む余地はあるのか。
事実、ニューヨークにいて、Zara、H&M、そしてUniqloのエクスポージャーはハンパない。
ミッドタウンを歩けば、ブロックごとにこれらのお店を見かけるような状況。ラグジュアリー ブランドの隣にファスト ファッションが並ぶ現象も多く見られる。
関連するニュースとして、H&MはいくつかあるFifthe AvenueのH&Mの店舗であったテナントを、自社の姉妹ブランドであるCOSの店舗にするという説。
"The Largest COS Ever May Open on Fifth Avenue"
http://ny.racked.com/2015/6/23/8831817/cos-hm-fifth-avenue-nyc
これが実現すれば、COSブランド世界最大規模の店舗になるとのこと。
ちなみに、H&Mブランドの世界最大店舗がHerald Squareにオープンしたばかり。
ラグジュアリー ブランドがオンラインに踏み込み、マス ブランドはハイストリート巨大店舗のオープンが続く。それぞれのマーケットがオーバーラップし、チャネルの選択も多様化し、消費者に対する存在のアピール合戦が加速している感じ。
何が新しいのか、何が画期的なのか、もはやわからない。同じことをし続けるコンヴェンショナルなブランドに安心感は覚えるが、そういったブランドの中でロイヤリティを持って愛せるものを一体どのくらいの消費者が持っているのか。多くの消費者はラグジュアリーもマスも、日によって使い分け、故に、ブランドに対して固定の存在感を求めていない。というか、もはや求めることは不可能に近い。(そもそもこれは消費者の欲求に起因するのかという部分も議論になるが。)
こういったいくつかの事例を見ていて気づくのは、とにかく「存在を感じる場所」は多ければ多い程いいのか、といったところ。ビジネス重視であり、多くの人に見てもらい、存在を認知してもらうこと、その度合いが、結局そのブランドの価値になっている気がする。
存在そのものがブランドの価値を大きく左右する。果たしてこれは、ファッションにおいて正しいのか。
ファッションは衣食住の一つでありつつも、自己表現やアートの一部でもある。身を覆う必要不可欠なものがアートであるという、なんとも特異な分野でありながら、その世界を大きくビジネスが占めており、そこで勝ち残らないと未来はない。
この現実は常にそこにあり、そしてあり続ける。
ブランドの存在と価値の比例というのは避けられないのかもしれない。しかしその存在の部分にクリエイティビティへの重きを置く観点を、理想主義的だとしても、忘却してしまうのは悲し過ぎる。
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どの国のビジネスでも同じだが、こういった状況に陥るととられる戦略 - 「自分の国で飽きられたら、他の国に売りに行く」
ただ、ZaraもH&Mも、グローバルで成長を続けているブランド。Uniqloもグローバルでの利益が大きくなっている。そこに、「時代遅れ」のアメリカン ベーシックが入り込む余地はあるのか。
事実、ニューヨークにいて、Zara、H&M、そしてUniqloのエクスポージャーはハンパない。
ミッドタウンを歩けば、ブロックごとにこれらのお店を見かけるような状況。ラグジュアリー ブランドの隣にファスト ファッションが並ぶ現象も多く見られる。
関連するニュースとして、H&MはいくつかあるFifthe AvenueのH&Mの店舗であったテナントを、自社の姉妹ブランドであるCOSの店舗にするという説。
courtesy of COS |
"The Largest COS Ever May Open on Fifth Avenue"
http://ny.racked.com/2015/6/23/8831817/cos-hm-fifth-avenue-nyc
これが実現すれば、COSブランド世界最大規模の店舗になるとのこと。
ちなみに、H&Mブランドの世界最大店舗がHerald Squareにオープンしたばかり。
ラグジュアリー ブランドがオンラインに踏み込み、マス ブランドはハイストリート巨大店舗のオープンが続く。それぞれのマーケットがオーバーラップし、チャネルの選択も多様化し、消費者に対する存在のアピール合戦が加速している感じ。
何が新しいのか、何が画期的なのか、もはやわからない。同じことをし続けるコンヴェンショナルなブランドに安心感は覚えるが、そういったブランドの中でロイヤリティを持って愛せるものを一体どのくらいの消費者が持っているのか。多くの消費者はラグジュアリーもマスも、日によって使い分け、故に、ブランドに対して固定の存在感を求めていない。というか、もはや求めることは不可能に近い。(そもそもこれは消費者の欲求に起因するのかという部分も議論になるが。)
こういったいくつかの事例を見ていて気づくのは、とにかく「存在を感じる場所」は多ければ多い程いいのか、といったところ。ビジネス重視であり、多くの人に見てもらい、存在を認知してもらうこと、その度合いが、結局そのブランドの価値になっている気がする。
左: アピール、右: それから反映する存在の大きさ = ブランドの価値 |
ファッションは衣食住の一つでありつつも、自己表現やアートの一部でもある。身を覆う必要不可欠なものがアートであるという、なんとも特異な分野でありながら、その世界を大きくビジネスが占めており、そこで勝ち残らないと未来はない。
この現実は常にそこにあり、そしてあり続ける。
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6/20/2015
ルーフトップ
今週、友人と会った夜、初めて行ったこのルーフトップ。
Gallow Green
http://m.mckittrickhotel.com/gallowgreen/
景色に関しては、最高!っていう程じゃないけど、場所自体の雰囲気がとてもいい。線路があったり、緑が溢れていたり、そしてキャノピーがあって柔らかい光。
レストランスペースとバースペースに分かれている。ブランチもやっているみたいなので、是非行ってみたい。
チェルシーにある、Sleep No Moreが行われるThe McKittrick Hotelの屋上。
ルーフトップといえば、こちらについても。新しく、Cheer Up! Englishというサイトでもライターとしても記事を提供することに。
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Gallow Green
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レストランスペースとバースペースに分かれている。ブランチもやっているみたいなので、是非行ってみたい。
チェルシーにある、Sleep No Moreが行われるThe McKittrick Hotelの屋上。
ルーフトップといえば、こちらについても。新しく、Cheer Up! Englishというサイトでもライターとしても記事を提供することに。
月一回の更新。月ごとのテーマに合わせた記事を世界中各都市にいるライターが投稿するという企画に声を掛けてもらって、今回が初投稿。
今月は、「私の街の自慢できるところ」ということで、ニューヨークのルーフトップについて。
「ニューヨーカーはルーフトップが大好き
昼も夜も、夏は屋上で」
このサイトを合わせて、現在3サイトに記事を提供中。
roomie
BROOKLYNIZE
少しずつでもこういった場所をもっと増やしていきたい。
お仕事のご依頼ございましたら、お気軽にご連絡下さい。日本語、英語ともに可能です。
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6/17/2015
Christy Turlington がモデルを辞めた理由がかっこよ過ぎる
90年代、多くのスーパーモデルが名を馳せた中、パワフルで美しくて、大好きだったChristy Turlington
その彼女は、現在はモデルというよりは、ヨガやそれに関連するビジネスであったり、自身がNYUに戻ってまで追求した東洋哲学への興味といった、多くのことに目を向けそれを習得する、一人のロールモデルとして、多くの女性から注目される存在。
最新号のElleにも、夫 Edward Burnsとの広告が |
その上、こういった広告やエディトリアルで魅せる、自然で芯の強い美しさにも圧倒される。変わらない、というよりは、歳とともにかわりつつも常に美しい といった感じ。
その彼女が、いわゆる「スーパーモデル」世代より更に先に活躍していたモデルの一人、Imanとのインタビューで語っている、「モデルを辞めた理由」が潔くかっこいい。自信の満ちあふれた彼女の美しさに、自分のことをよく理解した上でのこういった思い切りのよさが、揺るぎない強さを与えている気がする。
"Iman Interviewed by Christy Turlington Burns" - Citizens of Humanity
"I guess I really haven’t
fully given modeling up, but in my mind I did, because I went back to school
and moved on in my life. And when I went back to school, same thing. I remember
somebody telling me that they were in a location van and they saw me walk by
with my backpack, and they were like, “Oh, poor thing.” And I’m thinking –
“Poor thing? I’m getting my education, you fools.” But I remember thinking
about it. I think I had finally quit smoking and had gained some weight, and I
was in Paris for the couture shows and I remember that moment when I thought,
“You know what, I’m doing something healthy for myself, and they’re judging me
and I don’t want to subject myself to it anymore.” And it’s such an empowering
feeling when you can make that choice."
長年モデルをしている中でどうやら喫煙をしていたよう。それをとうとう辞め、少し体重が増えた中でのモデルの仕事で、おそらく何か不都合なことがあり、「せっかく自分にとって健康的なことをしたのに、それが体型に表れていることを含め自分がジャッジされるのがもうこれ以上腑に落ちない。」と感じたとのこと。
そしてモデル業を完全には辞めてはいないもののファッション業界からは遠ざかり、バックパックを背負ってNYUに通った。
彼女にとって、それは「自分自身の人生を生きる」ことだった、と。
大きく成功していて、欲しいものは簡単に手に入ったであろう彼女の状況でも、この「自分自身の人生を生きる」には、この決断が必要だったのだ。
誰でも人生には決断をする時はある。決断には大きなものから小さなものまで様々で、簡単だったり複雑だったり色々だけど、どんなものでもやはりエネルギーがいる。決めるからには責任も自信も必要。
長年活躍する彼女が今も変わらず輝いている背景には、こういった決断を自ら下しながらも自分を信じ続けている事実がある。誇りというのはこういったところから生まれてくるのだろうな。
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6/10/2015
夏休み、インターンシップ
夏休みに入ってから、少しのんびりして、そして今週からインターンシップが始まった。
Parsonsのキャリアサイトで見つけた大好きなブランドの一つで、merchandisingの部分でインターンとして働いている。
それ以外は、比較的ゆっくり過ごしている。学期中になかなか会えなかった友人ともゆっくりと時間を気にせず会っておしゃべりをしたり。
そんな中ふと気づくのは、日本でundergradで大学に通っていた時には感じていなかった感覚。社会人期間を経て、今また大学に通っているということの重み。そしてこの学生としての1年半は、いかに貴重でいかに守られた時間かということ。中間や期末の課題やテストは投げ出しそうになるくらいの時もあるけれど、与えられた内容を自分なりにこなしながら、期日が来たら否が応でも終わる。そして長い休みに入り、インターンシップ、帰省、旅行など、自由に時間を過ごすことができる。
でもそんな時間もあともう少し。この夏休みと、最後の学期となる秋学期を終えたら、終わり。
この夏の場合、インターンシップは比較的容易に見つかったが、次も同様に見つかるとは限らない。そして、就職となると。全く検討もつかないくらい、何も見えていない。
ビザに関しては悩みがない分恵まれているけれど、逆にそれを私の強みに加えてしまっているほど、他に自信を持てる絶対的な要素が、、、ない。アメリカで、ニューヨークで、ファッションの世界で。
この初めてのインターンシップで、学生に求められているものを早く掴み、それを私はどのくらい持ち合わせているか、その求められている以上のことができる部分はどのくらいあるか、を見極めたい。
実践的な場に自分の身を置くことで、今の自分の自信を持てる部分、補強しなくてはいけない部分、全く持ち合わせていないので習得しないといけない部分、を、具体的に知ることがまず最優先。そして後者2つを可能な限りインターンシップの中で学び、吸収し、自分の強みや自信をはっきりとしたものにする材料に。
そこから先は、運とタイミングとノリと思い切りと笑顔だと信じてる。
ニューヨークにいて、人と比べるのは本当に意味がないと、つくづく感じる。(東京にいた時より更に。)とはいえ、やはり比べる時があって、でもそれも気持ちの整理をしている内にどこかで、割り切っている。自分は自分、というやつ。そして、ニューヨークにやってきてからの自分の選んだ道(過去)に後悔はないのだから、これからの道(未来)にもっと集中していこうと思う。
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Parsonsのキャリアサイトで見つけた大好きなブランドの一つで、merchandisingの部分でインターンとして働いている。
それ以外は、比較的ゆっくり過ごしている。学期中になかなか会えなかった友人ともゆっくりと時間を気にせず会っておしゃべりをしたり。
そんな中ふと気づくのは、日本でundergradで大学に通っていた時には感じていなかった感覚。社会人期間を経て、今また大学に通っているということの重み。そしてこの学生としての1年半は、いかに貴重でいかに守られた時間かということ。中間や期末の課題やテストは投げ出しそうになるくらいの時もあるけれど、与えられた内容を自分なりにこなしながら、期日が来たら否が応でも終わる。そして長い休みに入り、インターンシップ、帰省、旅行など、自由に時間を過ごすことができる。
でもそんな時間もあともう少し。この夏休みと、最後の学期となる秋学期を終えたら、終わり。
この夏の場合、インターンシップは比較的容易に見つかったが、次も同様に見つかるとは限らない。そして、就職となると。全く検討もつかないくらい、何も見えていない。
ビザに関しては悩みがない分恵まれているけれど、逆にそれを私の強みに加えてしまっているほど、他に自信を持てる絶対的な要素が、、、ない。アメリカで、ニューヨークで、ファッションの世界で。
この初めてのインターンシップで、学生に求められているものを早く掴み、それを私はどのくらい持ち合わせているか、その求められている以上のことができる部分はどのくらいあるか、を見極めたい。
実践的な場に自分の身を置くことで、今の自分の自信を持てる部分、補強しなくてはいけない部分、全く持ち合わせていないので習得しないといけない部分、を、具体的に知ることがまず最優先。そして後者2つを可能な限りインターンシップの中で学び、吸収し、自分の強みや自信をはっきりとしたものにする材料に。
そこから先は、運とタイミングとノリと思い切りと笑顔だと信じてる。
友人と行ったルーフトップ、Le Bain からの景色 |
ニューヨークにいて、人と比べるのは本当に意味がないと、つくづく感じる。(東京にいた時より更に。)とはいえ、やはり比べる時があって、でもそれも気持ちの整理をしている内にどこかで、割り切っている。自分は自分、というやつ。そして、ニューヨークにやってきてからの自分の選んだ道(過去)に後悔はないのだから、これからの道(未来)にもっと集中していこうと思う。
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6/08/2015
フラッシングで食べた蟹蒸しご飯
友人に聞いた、フラッシングの美味しい蟹蒸しご飯。行ってみた!
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Imperial Palace - Yelp
この界隈にしてはちょっとちゃんとした感じの中華屋さん
お目当ての蟹蒸しご飯、メニューで探してみると時価とのこと。私たちが行った時は$45。
フラッシングでチャイニーズというといつも1人$10程度でお腹いっぱいになる、ものすごく安いイメージ。初めてそんな値段のものをオーダーすることに少しドキドキしつつ、せっかく来たので試してみることに。
courtesy of New York Times |
お目当ての蟹蒸しご飯、メニューで探してみると時価とのこと。私たちが行った時は$45。
出てきたのがこちら。
Dangeness Crabという、アメリカ西海岸からアラスカにかけて採れるといわれる蟹。日本名はその形からイチョウガニと言われるらしいけど、日本ではあまり見たことがないかな。
これが、sticky rice(もち米)とネギと一緒にせいろでむされた、シンプルなお料理。
お箸の他に蟹用のはさみも渡され、からをばきばき割りながら、もち米のご飯と一緒に頂く。
・・・美味しい!!!!
蟹の甲羅にもご飯が詰められているので、いわゆる蟹味噌が馴染んだ部分もあり、食べ応えたっぷり。
蟹を食べると無言になると言うけれど、ニューヨークでもそうだったかも。無心になって頂いちゃった。
2 人で、前菜用にエビの一皿も頼んで、かなりお腹いっぱいになりつつ食べ切った!大満足。中華は大勢で来た方が楽しいのは事実だけど、この蟹蒸しご飯目当てで行くなら、2人でも大丈夫!
これが、sticky rice(もち米)とネギと一緒にせいろでむされた、シンプルなお料理。
お箸の他に蟹用のはさみも渡され、からをばきばき割りながら、もち米のご飯と一緒に頂く。
・・・美味しい!!!!
蟹の甲羅にもご飯が詰められているので、いわゆる蟹味噌が馴染んだ部分もあり、食べ応えたっぷり。
蟹を食べると無言になると言うけれど、ニューヨークでもそうだったかも。無心になって頂いちゃった。
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6/05/2015
今更だけど、ココナッツ オイルでヘアケア
結構前にかかとやひじの保湿用に買ったココナッツ オイル。
こんな大きなジャー、気が向いた時にかかとやひじにちょっと塗っていたくらいではなかなかなくならない。他の使い道を探していた時に友人にすすめられたのが、ヘアケア。
おしえてくれた友人によると、月に一回くらいの頻度がオススメとのこと。月一のずぼらヘアケア、続けてみようかな。
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courtesy of Trader Joe's |
こんな大きなジャー、気が向いた時にかかとやひじにちょっと塗っていたくらいではなかなかなくならない。他の使い道を探していた時に友人にすすめられたのが、ヘアケア。
私は基本的にずぼらだけれど、ヘアケアで唯一気をつけていることは、シリコン入りのものを避けるということ。
となると、アメリカでは、シリコンフリーのヘアマスクがなかなかいいものが見つからない。さらさらつるつるにしたいなら、シリコン使いましょう!っていう合理的な考えが強いみたい。そんな中、ココナッツ オイルのヘアケアなら安心かも、と試してみた。
- やり方 -
- ココナッツ オイルを適量、乾いた髪に塗る。この季節ならココナッツ オイルはだいぶ溶けているのでそのままで大丈夫。冬の白く固まった状態であれば、湯煎で溶かすといいとのこと。毛先にしっかり、根元は手に残っている分をなじませる程度。
- 髪をまとめて、ゴムでしばる。
- ラップで頭をくるむ。
- 蒸しタオルで頭をくるむ。
- 最低1時間、放置する。更に長く置ければなおよい。
- オイルのきしみがなくなるまで、シャンプーで2, 3回洗う。
前述の通り、ずぼらな私。3と4は飛ばした。きっと重要なんだろうけど、面倒くさい。
それでも、髪がしんなりと柔らかい、すっかり落ち着いた感じになった気がする。ピクニックやらハイキングやらテニスやら、最近急に紫外線を浴びる機会が多く乾燥が激しかった私の髪。効果はあった!
ラップでくるんで蒸しタオルまで巻いてたら、私の髪は更にしなやかになっていたのかなと想像しながら、とりあえず満足。
おしえてくれた友人によると、月に一回くらいの頻度がオススメとのこと。月一のずぼらヘアケア、続けてみようかな。
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6/03/2015
「愛をちょうだい」ニューヨークで草間彌生のアートを一緒に作り上げよう | roomie(ルーミー)
チェルシーにあるDavid Zwirner Galleryで行われている草間彌生の展示、"Give Me Love"について、roomieというウェブサイトで記事を書いています。
「愛をちょうだい」ニューヨークで草間彌生のアートを一緒に作り上げよう」
http://www.roomie.jp/2015/06/263921/
私が出向いて撮った写真と、David Zwirnerから提供してもらった画像もご覧頂けます。
多くの方に読んで頂いているみたい。すでにfacebookやtwitterで350件を超えるシェアがなされています。やはり草間彌生の人気は根強い・・・!
今後roomieでも記事を書いていく予定です。まだ始めたばかりですが、こちらのブログと合わせてご覧頂けたら嬉しいです。
roomie上の私の記事一覧はこちら。
roomieは私以外にも多くの個性的なキュレーターが投稿する記事が随時アップデートされているので、開くたびに新しい何かが見つかる楽しいサイトです。
roomie
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6/01/2015
アメリカで初めてscamに遭った!
オンラインで銀行のバランスをチェックしようとしたら。
なんだかトータルの額が少ない!
詳細を見たら、覚えのない引き落とし。
ニューヨークで初めて、というか生まれて初めて、scamに遭った。。!
すぐに銀行に電話して、その取引はキャンセルしてもらったのでひとまずは安心。というのも、結構大きな額だったので。。。
そして、その購入が行われたというサイトについて調べてみたら、同じようにカード情報が盗まれた、等といったレビューを多く見かけた。北京を拠点とする世界中にシッピングしてる大型のショッピングサイト。
結婚式の関連で、友人からある商品のリンクが送られてきて開いたことはあったけど、この度数回アクセスしただけで私も被害に遭ってしまった。それまでは存在も知らなかったサイトなのに。
ちょっとブラウズしたくらいで、ログインもなにもしていないので、まさか自分の情報が盗まれたというのはかなり驚き。
オンラインショッピングについて、ちょっと考え直すいいきっかけになった。
アメリカにいるとオンラインショッピングはとことん主流。そしてその分こういったscamは絶対に多いと思う。正直やはり、いくら安くて取り扱い商品が多いという魅力があっても、信用の部分を考えると、安心できるウェブサイトからの購入に限った方がいいなと強く感じた。
そしてそれはネットワークもしかり。特に私の今回の件は、iPhoneからそのサイトに1, 2度アクセスしただけなにの発生した。家、オフィス、学校、もしくはカフェとか、どこにいてもオンラインショッピングをしているニューヨーカーたちだけど、どこでどれだけの情報が盗まれているか、そしてそれぞれの情報がいかにリンクしているか、わかったもんじゃない。
キャンセルができればそれで何よりだけど、そもそも起きないで欲しい。(カードが新しくなったり、と、面倒くさい。)
具体的にサイト名は表記しないけど、これをちらっとでも読んでくれた人が、ネットにおける情報の取り扱い方、信用性について少しでも見直して、安心してオンラインショッピングを続けてくれたら嬉しい。
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