The Morgan Library and Museum
(19世紀後半から20世紀初頭にかけて、銀行家として大きな財を築いた) J. P. Morganのライブラリーと美術品のコレクションが見れる場所。
古い建物だけど、Renzo Pianoという建築家によって中は生まれ変わり、更にSpencer Finchのカラフルで明るいインスタレーションが施されたカフェ スペース。
学校でのミーティング後の私と、仕事帰りの彼。軽くカフェでつまみつつ、7時を待つ。(金曜日の夜は、7-9時の間、入館料が無料になる。)
J. P. Morgan氏の書斎には、幅広い書籍のコレクション。Shakespeare, Wilde, Dickensのような文学書から、ラテン語の書籍、そしてキリスト教や法律の本など様々。
ポケット サイズの Magna Carta はなんと13世紀のもの!
こんなかわいい装丁の本も。
いつか書斎を持ちたい彼も興味津々。男の夢。
その他にも、氏の美術品や貴重な遺跡物のコレクションも。
更には、J. P. Morgan死後にも美術館として集めたコレクションから、近代美術のエキシビジョンをやっていた。
"Embracing Modernism"
Matisse, Mondrian, Pollack, Warhol, など、MoMAに並ぶようなアーティストの作品たちが。でもMoMAのような派手さのある作品のラインナップではなく、それが新鮮。
Roy Lichtenstein
そして同じくRoy Lichtenstein の、スケッチブック
これがすごくすごく気に入った!おまけにノートの表紙はビクトリアンな花柄だったりしてなんか意外性が素敵。
Frick Collectionもそうだけど、こういっや個人のコレクションを基にした美術館は、それぞれ独特の空気が流れていて好き。
当時は巨額の富を築き過ぎ、庶民からは叩かれ嫌われた存在であるJ. P. Morgan氏。その財産を注ぎ込んだコレクションが、息子の手によって今は一般に公開され、少しは還元されている。21世紀の今を生きる億万長者からも、死後にこうやってプライベート アート コレクションを公開するような人って現れるのかな?
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