結婚式から2週間が経った。
フォトグラファーからもらった写真をいくつか。
ブライズメイズたちと教会に向かうリムジンの中。ブライズメイズのドレスは大好きな色のひとつであるロイヤル ブルーに揃えた。少し肌寒かったので、皆でレザーのモーター サイクル ジャケットを羽織って。ブーケは、10月には季節の花ではないけれど、ずっと憧れていた紫陽花を。
アッパー イースト サイドの教会での式。
フラワー ガールとして歩いてくれた4人の姪っ子達もお揃いのロイヤル ブルーのドレス。彼女達は可憐なかすみ草のブーケ。グルームスメンたちも同じ色のベストとタイ。
式後は写真撮影。あいにくの天気で、セントラル パークのでの計画は見送り、プランBであったグランド セントラル ターミナルへ。彼はかえってこちらの方が気に入ったようでよかった。とてもニューヨークらしい写真を撮ってもらえた。通りがかる多くの人からもお祝いの言葉をかけてもらったり、観光に来ていた旅行者たちにとってはちょっとした思い出にもなったみたい。
髪の色はピンク、ドレスはシルク タフタの2 ピース。ベイルも短いバード ケージ。そして靴はSaint Laurentのキラキラのメアリー ジェーン→コンバースのチャック テイラーに履き替えて、おまけにレザー ジャケットを羽織っていたり。とても私(たち)らしい、好きなスタイルをたくさん織り込んだものになった。
結婚式当日のその瞬間まで、花婿は花嫁のドレス姿を見ないのがアメリカの伝統。花婿の彼は、父とともに登場した私のドレスを初めて見て、まさしく私らしいスタイルだったことを喜んでくれた。その笑顔を見て、私も安心した。
そして夜のレセプション。
教会と同じく、アッパー イースト サイドにあるイタリアン レストランで。白いテーブル クロスの苦手な私たちにぴったりな温かみのある古い木の大きなテーブルのあるところ。
出席者に用意した座席のプレース カードは飼い猫の写真を使って。
トライベッカにあるベーカリーでオーダーしたケーキはオリジナルのデザイン。アルファベットをランダムに模した中、私たちの名前と、
裏面には飼い猫の名前をハイライトしてもらった。
ケーキ トップは大好きな Hello Kitty。
写真を見ながら振り返り、楽しい一日だったことを改めて感じる。派手でも華やかでもない、でも何より、私たちらしい時間。結婚式って、やっぱり自分たちのもので、自分たちで作り上げるのがいいな。例えば、無理にダイエットをして結婚式だけガリガリなのもいやだったし、限られた中からドレスを選んだりプロモーションからスタイルを勧められるのも、好きでもない変な白いハイヒールを履くのも、変なケープを羽織るのもいやだった。そんな「らしくない」ことを結婚式という大事な日にするというのを全て避け、好きなもの、心地いいものだけを詰め込んだ日。それはもう、絶対忘れない一生で一番楽しい日になるわけだ。
後の週末に、式を挙げた教会のミサに行って神父にも挨拶をした。式の前に、何か日本のものを取り入れることを提案して下さって、父とキスやハグをする習慣はなかった私は、父から花婿に私が受け渡される際、父と私でお辞儀をすることにしそれを受け入れて下さった。ご挨拶に行った際、花嫁がお辞儀をした式は初めてで、とても美しく忘れられないものになったとのお言葉を頂き嬉しかった。
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